季節の恵みを楽しむ / 名古屋市守山区
自然を身近に感じながら東谷山界隈をめぐる


名古屋市16区の中で最も緑被率が高い守山区。
その北東の端にそびえる東谷山界隈をめぐり、
豊かな自然とのふれあいや季節の恵みを満喫しながらエリアの魅力を探ります。
名古屋市の北東部に位置する守山区は、南側を北区、東区、千種区、名東区、長久手町に、北側を春日井市に、東側を尾張旭市や瀬戸市に接する地域です。東濃や木曽といった山間部に近いため、四季折々の自然を身近に感じられるのが魅力です。また名古屋の市内にもかかわらず、比較的地価が安いことから、住宅地として注目されています。市中心部へのアクセスも良好で、JR中央線や名鉄瀬戸線に加え、平成13(2001)年には、小幡緑地と大曽根を結ぶ「ゆとりーとライン」も開通し、快適な通勤や通学の足として活用されています。
守山区の歴史は古く、白鳥塚をはじめとする数々の古墳が残されていることから、太古より人が居住していたと考えられています。また守山城、小幡城、竜泉寺城の跡も点在し、戦国時代には合戦の舞台となったこともうかがえます。市制施行により周辺の村々が統合され、守山市が誕生するのは昭和29(1954)年のこと。そして昭和38(1963)年に名古屋市へ編入し、13番目の区となりました。
この守山区を北東から見守る形で、瀬戸市との境をなすのが、標高198mの東谷山です。貴重な自然が多いことから、平成22(2010)年に山の一部が愛知県自然環境保全区域に指定されました。
今回は、この東谷山の豊かな自然を身近に感じながら、ファミリーで季節の果物や熱帯果樹を楽しめる、東谷山フルーツパークを訪ねてみました。
フルーツをテーマにした農業公園「東谷山フルーツパーク」
東谷山の南西山麓に広がる東谷山フルーツパークは、都市の中で自然と触れ合い植物観察や散策を楽しむことと、果樹栽培を通して都市農業の振興を図るため、昭和55(1980)年に開設された農業公園です。
パークの北門を入ると、古墳を模したという「世界の熱帯果樹温室」が目をひきます。大小の温室では、熱帯・亜熱帯地方のカラフルな花々や珍しい果物が個性を競い合っています。
温室を出て右に進むと、カキやモモなど15種類の果物を栽培する果樹園が広がっています。「食べたことはあっても、実っている果物や果樹の花を見る機会は少ないと思います。ナシやリンゴの花などはとてもきれいですよ」とフルーツパーク所長の林さんは教えてくれました。この果樹園では2月頃から5月頃までは花を、5月下旬頃から11月頃までは果実を順次観察できるそうです。果樹園のはずれには果物に関する資料が揃う「くだもの館」があり、旬の果物や果物の加工品を購入することもできます。
また敷地南側の連絡橋でつながるフィッシングコーナーは、休日ともなれば多くの釣客でにぎわいます。

「世界の熱帯果樹温室」は大人300円、中学生以下は無料で見学できる

大きな物は40kgを超えるという世界最大の果物パラミツ(左)
レストハウスでも味わえるミラクルフルーツは、酸っぱい食物を甘く感じさせる不思議な力がある(右上)
果樹園で見られる可憐なブルーベリーの花(右下)











